せっかくの休日やお休みの日。
「今日はどこに出かけようかな」と楽しみにしていたのに、朝から雨が降っていると、ちょっぴり残念な気持ちになりますよね。
特に小さな子どもがいると、「今日は何をして過ごそうか」と悩むこともあるのではないでしょうか。
外遊びができない分、おうちでの時間をどう楽しく過ごすかが、親にとっても大きなテーマになります。
そんな時、ちょっとした工夫で「お出かけ気分」を味わえる遊びを取り入れてみると、いつもの室内がちょっと特別な場所に感じられるようになります。
この記事では、わが家でも実際にやってみて楽しかった「室内でお出かけ気分を楽しむ遊び」から、おすすめの3つをご紹介します。
雨の日ならではの楽しさを、親子でゆったり味わえるヒントになればうれしいです。
雨の日の「つまらない」をちょっと変えてみよう
外でたくさん体を動かしたり、思いきり遊んだりできない雨の日。
子どもたちにとっても、「今日は公園行けないの?」という気持ちになりやすいものです。
そんな様子を見ていると、親としても「今日はどうやって過ごそうかな…」と考えてしまいますよね。
でも、無理に何か特別なことをする必要はありません。
身近なアイテムや、家にあるものを少し工夫するだけで、室内でも「いつもとちょっと違う時間」が作れることがあります。
外に出られない日はどうしても退屈になりがち
お出かけの予定がなくなったり、行動が限られてしまうと、子どもも自然と気持ちが内向きに。
そんなときこそ、「おうちの中でできる新しい遊び」を見つけるチャンスかもしれません。
親子で過ごす時間が長くなるからこそ工夫が必要
雨の日は、親子で一緒に過ごす時間がいつもより少し長くなります。
だからこそ、ふだんはなかなかできない遊びや、ゆっくりと関われる遊びを取り入れてみると、いいリフレッシュにもなります。
「おうちでもワクワクできる」アイデアを取り入れて
ほんの少しの工夫で、室内でも「特別感」を演出することはできます。
「おでかけ気分」をテーマに、遊びを少し変えてみるだけで、子どもも嬉しそうに取り組んでくれるはず。
このあとの章では、そんな「雨の日限定のお楽しみ」をいくつかご紹介していきますね。
お店屋さんごっこで「外の世界」を再現
雨の日でも、おうちの中で「外にいるような気分」を味わえる遊びの代表が「お店屋さんごっこ」。
家の中にちょっとしたお店の空間を作ってみると、子どもたちは目を輝かせて遊び始めます。
準備も難しくなく、家にあるもので十分楽しめるのが魅力。
親子でやってみると、大人もつい夢中になってしまうこともあるかもしれません。
ダンボールや布を使って小さなお店を作ろう
使い終わったダンボールに窓をくり抜いてカウンター風にしたり、大きめの布をテーブルにかけて屋台風にしたり。
ほんの少しの工夫で、雰囲気はぐっと変わります。
ぬいぐるみをお客さん役にしたり、メニューを手書きで作ってみるのも楽しいですよ。
お金やレジを手作りすると遊びが広がる
画用紙でお金を作ったり、箱でレジを作ったりすると、やり取りにリアリティが出てさらに盛り上がります。
100円ショップの玩具を活用するのもひとつの手ですが、手作りの味わいもまたいいものです。
数字や言葉を自然に覚えるきっかけにもなりますね。
お買い物役・店員役を交代しながら盛り上がる
親子で役割を交代して遊ぶと、会話も自然と弾みます。
「いらっしゃいませ」「これください」「ポイントカードありますか?」なんてやり取りも、遊びの中で楽しめます。
何度やっても飽きないこの遊びは、雨の日の定番にぴったりです。
室内ピクニックで気分をチェンジ!

レジャーシートとランチ風セットを用意するだけで、リビングがピクニック会場に早変わり。室内でも非日常感を楽しめます。
雨の日でも、おうちの中でピクニック気分を味わえたら素敵ですよね。
いつものリビングも、少しだけ雰囲気を変えるだけで、ワクワクした空間に早変わりします。
天気に左右されず、特別な準備もいらない「室内ピクニック」は、親子時間にぴったりの遊び方です。
レジャーシートやお弁当風ランチを活用
リビングの床にレジャーシートや大きめのバスタオルを敷いて、その上でごはんを食べるだけでも気分が変わります。
おにぎりやサンドイッチなど、手で食べられる軽食を用意すると、ちょっとしたピクニック気分に。
子どもも「いつもと違う場所で食べる」だけで嬉しそうにしてくれます。
おもちゃのカゴやバッグで「おでかけ演出」
ぬいぐるみやおままごとのグッズをリュックやかごに詰めて、「持っていくもの」を準備するところから始めると、遊びの幅が広がります。
「今日は何を持っていこうかな?」と相談しながら準備するのも楽しい時間になります。
BGMや窓辺の工夫で雰囲気アップ!
スマホやスピーカーで鳥の声や自然の音を流したり、カーテンを少し開けて外の明るさを取り入れたりすると、室内でも開放感を演出できます。
「室内にいながら、ちょっと外に出かけた気分」を味わえるのがこの遊びの魅力です。
電車ごっこ・ドライブごっこで気分はおでかけ中

イスと小道具を並べるだけで、リビングが電車の座席に。ぬいぐるみを乗客にして、ごっこ遊びの世界を広げてみましょう。
外に出られない日でも、「移動している感じ」を取り入れるだけで、子どもの気分はグッと変わります。
電車や車をテーマにしたごっこ遊びは、簡単な準備でできるうえに、親子で一緒に楽しめるのも魅力です。
遊びながら交通ルールや会話のやりとりを自然に学べる、ちょっとした知育にもつながりますよ。
イスやクッションを使って「車両」づくり
リビングにイスを並べて「電車の座席」、クッションを重ねて「車の座席」をつくるだけで、あっという間に乗り物空間が完成!
おもちゃのハンドルや切符があると、さらにリアルになります。
ぬいぐるみを乗客にして座らせてみるのもおすすめです。
切符や乗車アナウンスでリアル感アップ
画用紙で作った切符を持たせたり、「まもなく発車します」「次はリビング駅です」などとアナウンスしてみると、子どもたちも大盛り上がり。
テレビやスマホで電車の映像を流すと、本物の旅気分も味わえます。
親子で交代して運転手や車掌さんをやると、会話も自然に生まれます。
お気に入りのぬいぐるみを乗客にすると盛り上がる
ぬいぐるみや人形たちを一緒に乗せて、「今日はどこまで行こうか?」と旅ごっこにすると、遊びの世界がぐんと広がります。
「動物園駅」「お弁当広場」など、自由に目的地を決めて楽しめるのも、この遊びの魅力です。
まとめ
外に出られない日が続くと、親子でどう過ごそうかと迷うこともありますよね。
でも、室内でも「ちょっとお出かけ気分」を味わえる遊びがあれば、その日がぐっと楽しいものに変わるかもしれません。
今回ご紹介したような遊びは、わざわざ準備しなくても、家の中にあるものや、子どもとの会話から自然に広がっていくものばかりです。
「おうちの中でも笑顔が増えたな」
そんなふうに感じられるきっかけが、雨の日に見つかれば、それはそれで素敵なことだと思うんです。
気負わず、できる範囲で。
親も子どもも、ゆったりとした時間が過ごせますように。