子どもとのお出かけ、楽しい時間のはずなのに……
車の中でおやつを食べたあとの座席を見て、ため息をついたこと、ありませんか?
「こぼしたのは仕方ない」と思いつつも、シートの隙間に入ったお菓子くずや、袋から飛び出た粉…。
帰ってからの掃除を思うと、できればもう少しスッキリ食べてもらえたら助かるな…なんて思うこともしばしばです。
わが家でも、長距離移動やちょっとしたドライブのたびに「どうしたら車の中でおやつタイムを快適にできるかな?」と試行錯誤してきました。
今回はそんな中で見つけた、「車内でも食べこぼしをなるべく防ぐための工夫」や「わが家で役立っているグッズ」「選んでよかったおやつ」などをまとめてみました。
ちょっとした準備で、車内のぐちゃぐちゃを減らせるかもしれません。
これからお出かけを予定している方の参考になればうれしいです。
子連れドライブ、食べこぼしが気になる理由
家族でのお出かけ中、車内でのおやつタイムはちょっとした楽しみ。
でも、気をつけていてもいつの間にかお菓子が散らかっていたり、座席の間に食べかすが入り込んでいたり…「あぁ、またやってしまった」と思うこと、ありますよね。
ここでは、どうして車の中での食べこぼしが起こりやすいのか、その理由を振り返ってみます。
運転中だから手が離せない
大人が運転中だと、子どもの様子を細かく見るのがむずかしくなります。
「食べにくそうだな」と思ってもすぐに手助けできないため、子どもがひとりでがんばって開けたり持ったりして、結果的にこぼしてしまうこともよくあります。
こぼれやすいおやつを選びがち
持ち運びしやすいからと、スナック菓子やボーロなどを選ぶと、ポロポロこぼれやすくなりがちです。
粉が出やすいタイプや、パッケージのままだと食べづらいものも、車内では思った以上に散らかる原因になります。
袋や容器の開け閉めがむずかしい
小さな子どもにとって、袋を開ける・おやつを取り出すという動作は意外と大変。
「こっち開けて〜」とお願いされることもありますが、運転中だとすぐに対応できず、無理に自分で開けようとして中身が飛び散ってしまうこともあります。
食べかすで服やチャイルドシートも汚れやすい
おやつが散らかると、服の中に入ったり、チャイルドシートのクッション部分に入り込んだり…。
帰宅後に見つけて「こんなところにも?」とびっくりすることも。
掃除もひと手間なので、できれば防ぎたいところです。
車内で食べこぼしを防ぐ!おやつ選びのポイント
食べこぼしを減らすには、どんなおやつを選ぶかも大きなポイントになります。
味や栄養だけでなく、「車内で食べやすいかどうか」という視点で選ぶようにすると、ぐっと快適になりますよ。
ここでは、わが家で「これは正解だった!」と思えたおやつの選び方をご紹介します。
一口で食べられるサイズが基本
口の中に入れて、サッと食べきれるサイズのおやつは、落としたりボロボロこぼしたりする心配が減ります。
ベビーせんべいやグミ、キューブ状のお菓子など、小さめでつかみやすいものがおすすめです。
粉や汁が出にくいタイプを選ぶ
スナック菓子でも、指に粉がつきにくいものや、手を入れずに食べられるものを選ぶと安心です。
ゼリーやスティックタイプのジュレは、こぼれる心配が少なく、食べやすさも◎。
ただし、開封時に中身が飛び出すこともあるので、小さい子どもの場合は事前に封を少し切っておくと安全です。
個包装やスティック型が扱いやすい
個包装されているおやつは、1つずつ渡せるので管理がしやすく、手も汚れにくいです。
また、スティック型のお菓子やバータイプのものは、持ちやすくて食べこぼしが少なく済むので、車内向き。
兄弟で取り合いにならないように、同じものを2つ用意しておくのもわが家のルールです。
意外と助かる「手を汚さないおやつ」
チーズや干し芋、ビスケットなど、「手にべたつかない」タイプのおやつは、食べたあとの処理もラクで重宝します。
個人的には、カットしたバナナやスナックパンのような「にぎって食べられる系」も、意外と優秀でした。
わが家で使っている「食べこぼし防止グッズ」
どんなに気をつけていても、子どもがおやつをこぼすのはある程度仕方のないこと。
でも、あらかじめ対策グッズを用意しておくだけで、汚れの広がり方や片付けの手間がぐんと変わってきます。
ここでは、わが家で実際に使ってみて「これはよかった!」と思えたアイテムをご紹介します。
おやつポーチ&ジッパー袋の使い分け

車にあらかじめセットしておくと便利なおやつポーチとウェットティッシュ。乗るだけで準備完了になります。
子ども用のおやつは、リュックやカバンの中で迷子になりがち。
小さなポーチに1回分ずつまとめておくと、サッと渡せて便利です。
また、ジッパー袋におやつを移し替えておけば、袋を開けるのがむずかしい子でも食べやすくなります。
途中で食べきれなくてもチャックを閉じて保管できるのもポイントです。
ひざにのせるトレーやミニテーブル
100円ショップなどで売られているミニトレーを使うと、車内でも「食べる場所」が明確になります。
テーブルがあるだけで、こぼしたものを受け止めてくれる安心感が。
小さな折りたたみテーブルを持ち込むのもアリですが、ひざにのせるだけのトレーでも十分役立ちますよ。
ウェットティッシュ・ゴミ袋のスタンバイ
食べ終わったあとの手拭きやごみ処理のために、ウェットティッシュと小さめの袋を用意しておくと安心です。
子どもでも手が届く場所に置いておくと、自分で拭いたり片付けたりする練習にもなります。
使い終わった袋は、ドリンクホルダーに突っ込んでおくだけでも一時的なゴミ箱代わりになりますよ。
チャイルドシートの下に敷く「汚れ防止シート」
どうしても汚れてしまいがちな座席まわり。
わが家では、レジャーシートやタオルをチャイルドシートの下に敷いておくことで、掃除がラクになりました。
専用の防水シートも市販されていますが、使わなくなったバスタオルを活用するだけでも十分です。
お出かけ前にしておくとラクになる準備
車内でのおやつタイムをスムーズにするためには、当日の準備だけでなく、出発前のひと工夫が意外と大きな差を生みます。
慌てず落ち着いておやつを楽しむために、わが家が実践しているちょっとした準備をご紹介します。
おやつポーチを常備しておく

すぐに出発できるよう、おやつやウェットティッシュをひとまとめにしたセットを常備しておくと便利です。
リュックやマザーズバッグの中に「おやつ専用ポーチ」をいつも入れておくと、準備がとてもラクになります。
ポーチの中には、個包装のお菓子、ウエットティッシュ、小さなゴミ袋をセットにしておくと安心です。
補充さえ忘れなければ、出発前に慌てることがぐっと減ります。
「車専用グッズ」のセットを作っておく
トレーやタオル、簡易ゴミ箱などをひとまとめにして、「車専用」として常備しておくのもおすすめです。
使ったあとに元の位置に戻すようにすれば、次のお出かけにもすぐ対応できます。
ケースにまとめてトランクに置いておくだけでも、かなり心強いです。
事前におやつの個包装を開けておく
子どもが自分で開けづらい袋や、開けると中身が飛び出しそうなパウチタイプのおやつは、あらかじめ少し開けておくと安心です。
とくに運転中は手が離せないので、「開けてー」と言われないようにしておくだけでも、お互いに快適です。
汚れてもOKな服で出発するのも◎
食べこぼしが心配なときは、「今日はこれでいいや」という服で出かけるのも一つの手です。
あらかじめ心のハードルを下げておくことで、「汚れちゃった…」という残念な気持ちも減らせます。
まとめ
子どもとのお出かけは、思いがけないハプニングも多いもの。
中でも車内でのおやつタイムは、楽しい反面、ちょっとした工夫がないと「後が大変…」なんてことにもなりがちです。
でも、あらかじめおやつの選び方を見直したり、使いやすいグッズを用意したり、ほんの少し準備しておくだけで、車内での時間はぐっと快適になります。
わが家でも、何度も「これは失敗だった…」という経験を重ねながら、少しずつ「これならうまくいくかも」という工夫を積み重ねてきました。
完璧じゃなくても大丈夫。
ちょっとラクになる工夫が、あなたのご家庭でも見つかるヒントになればうれしいです。